2017年6月号 no.147 3/3

          現代短詩


曄歌

     三 首              千葉県 高橋香雪

  五月天。百歳藤花,眼前懸。

  眺望鮮。藤花長縷,夕陽前。

  氣如仙。白藤隧道,絶塵縁。


     五 首              東京都 石倉鮟鱇

  賞花宴。吟客池邊,作龜囀。

  句堪摘。擬唐詩客,作鸚哥。

  春有情。硯池幽靜,井蛙鳴。

  白面欣,雲期雨信,上紅唇。

  愛丈夫,雲朝雨暮,謝翁姑。

  蜀鳥啼,雲尤雨殢,戀村姬。


漢語俳句(一行詩)

      漢語俳句(一行詩)・四季香   千葉県 紫陌青猫

  虬枝殘雪疊紅靄暗香報春來 (梅)

  繁華灼灼葉蓁蓁幽香一樹濃 (桃)

  碧葉田田水芙蓉清香送畫船 (荷)

  不慕春榮不趨炎淡香繞籬垣 (菊)

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 另:十句

  躍出龍門游長空五彩繡前程  (鯉魚旗)

  曲背盤腰不折骨百年五葉松  (盆栽)

  梅青麥翠櫻桃紅微醉夏來時  (立夏)

  濃綠壓錦催新意氤氳五月風 (初夏)

  落英隨春去如豆青梅誘齒酸 (新梅)

  杏簾招客飲清聖濁賢陳年香 (酒家)

  國威巨鰐初試水神州第一號  (空母)

  虬枝夭嬌暗香冷逸韻塵外姿 (梅花)

  夭嬌虬枝塵外姿惱人暗香遠 (梅花)

  古莖新枝纏青霞紫雪幔帳香  (籐花)

  玉瀑錦簾青縧長垂芯點幽香 (籐花)

    校舍公案 七句         千葉県 紫陌青猫

  官廳有錯當自省莫言不知道 (蒙混)

  簧舌巧辯欺人術賣乖惹奚笑 (蒙混)

  國之財產民之寶豈容打水漂 (民憤)

  公正公平公開賬民意不可欺 (民意)

  百年校舍育棟樑根基須牢靠 (求正)

  總理意向費忖度官員多心苦 (多勞)

  白紙黑字讀不得濃墨層層抹 (守密)

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和漢兩詠

      俳句と漢俳十首         神奈川県 高橋子沖

  振り向けば群れ咲く辛夷青い空
  歩道回転頭 陽春群花辛夷開 無雲天界青

  櫻下吟行俳句緩む顔
  開桜吟行会 同行幽人思万端 思案顔面緩

  櫻狩り人待つ苑に赤い台
  桜狩待人苑 幽人準備紅露台 平和世界嘉

  粋な人仙台枝垂れお茶の会
  爛漫桜花眺 粋人桜下欲嗜茶 老年男女春

  川に沿う桜千本人五万
  河畔桜千本 市民賛歌祭謳歌 五万老少集

  富士白く大和心に櫻花
  四月霊峰白 内外登山桜花開 人知大和心

  小田原や桜の下に尼五人
  城園桜花香 春遍散策尼五人 無寺来何処

  足袋すがた草花管理老母かな
  老母白足袋 苑裏草花励管理 伝統暫佇見
 
  朝まだき姿見せずに鶯なく
  早朝無陽暗 無姿鶯鳴未知処 閑居渓谷家

  入学児ひときわ光るランドセル
  四月小学校 入学児童担新鞄 歩陽光燦燦


      七言俳句 十句         東京都 石倉鮟鱇

  叩鍵十七言欲囀   キー叩き十七言で囀らん

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  海月失約醉仙樂   くらげ約を失ひ醉へり仙樂に

  短夜長街吃醉蟹   短夜に長街にくふ醉蟹かな

  長街短夜探空靴   長街の短夜にあり絵空事

  雲窗月帳夢蝶翔   雲の窗月の帳(とばり)や夢蝶翔ぶ

  雲淨天空消醉夢   雲きよく天は空しく醉夢消ゆ

  醉月夢蝶舞春夜   月に醉ひ夢に蝶舞ふ春の夜

  夢受蜃樓春夜酒   夢に受く蜃樓春の夜の酒

  風來季改菫花開   風來たり季改まりスミレ咲く

  新緑破屋連風谷   新緑や破屋連なる風の谷

      五七令と短歌 月下水木金土日  東京都 石倉鮟鱇

  月光如秘水,洗夢蝶飛杯酒美。
  月光は秘水のごとく夢洗ひ蝶は飛びをり杯酒(さけ)の美(うま)きに

  火鳥舞青春,忘餐廢寢戀伊人。
  火の鳥の舞ふ青春や餐ふを忘れ寝(ぬ)るを廃して伊人(そのひと)を恋ふ

  水清爲紙魚,花言蜜語湧玄虚。
  水清し紙魚のためには花の言 蜜の語湧ける玄虚なるかな

  木雕泥塑人,大家默認藝林春。
  木彫か泥塑の人かみんなして黙認しをる芸林の春

  金迷紙醉宴,暫借紅顏扮風漢。
  金に迷ひ紙に酔ひたる宴あり紅顔借りて風漢の扮(ふ)り。

  土壤細流生,春花滿徑鳥嚶鳴。
  土壌(つちくれ)と細流(せせらぎ)生じし春の花径に満てり鳥嚶鳴し

  日暮歸途遠,山宿悲猿啼不斷。
  日は暮れて歸途遠ければ山の宿に悲しき猿の不断に啼けり

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           鳴鴻渡海


      悼先祖一百韻          福建省 陳 興

  長愧疼吾意,聲無淚眼枯。如何複談笑,誰為解憂虞。
  宇宙也無限,人生若須臾。紅牆殘號語,黃葉落街衢。
  略曲桂圓木,多長榕樹須。溪流近清澈,泥路舊崎嶇。
  跳水蛙飞起,呼兄鱼跃鳧。田邊農拔草,屋頂燕生雛。
  東閩風過海,南天虹畫弧。笠山傳故事,霧境住靈狐。
  南海舉家徙,北疆亡國奴。寇侵千戶恐,国破一城屠。
  富戶心多憫,貧家遂免租。流波多映翠,飄幟盡成朱。
  今日且落榜,何曾甘服輸。有心求學識,無意習懸壺。
  歲月若流水,光陰如過駒。人生而平等,何者得其殊。
  縱有千軍馬,還須一虎符。俠游酬寶劍,交往要明珠。
  山下有小學,無人知老儒。春來總飄雨,夜下複添襦。
  渡水看南柳,開山動北榆。還希駕舟子,莫念此中吾。
  白霧偏迷亂,滄溟惹歎籲。乘槎天際遠,望月海中蘇。
  雲下觀書卷,風中展海圖。艙邊伴飛鵠,板上笑膾鱸。
  卻認作遨者,應非是钓夫。今宵渾若客,千載照如瑜。
  失意藏千語,悲傷飲一觚。群山傳泪竹,孤雁望江菰。
  巫峽遇煙客,高陽作酒徒。何堪攀絕壁,不忍送長梧。
  酣醉忘前蜀,連宵去古吳。湖波多瀲灩,井水半醍醐。
  飛鳥穿青道,仙人下紫途。河間遍菡萏,園裡種菖蒲。
  塵世多螻蟻,深山有鷓鴣。如教兩相遇,互道一般孤。
  思我辭蓬島,望雲遊太湖。菜花開萬朵,桃樹植千株。
  無錫春秋地,蘇州唐宋禺。靈山傳勝境,江镇辟新區。
  卻道飛煙雨,還看近草蕪。易生人後話,難得世中愚。
  大象真宇宙,小洲如有無。生涯莫言苦,雨路也多娛。
  霞色山長待,風聲誰所需。春風青草潤,夕彩白雲敷。
  從此怕重九,何方插得茱。子規桑葚外,精衛瓦牆隅。
  填海何曾得,越波難以逾。西觀解思蜀,南渡直辭渝。
  旅客朝辭國,農家夕下廚。但求酬壯志,不愛獻阿諛。
  在世不如意,泛舟誰與愉。詩人崇李白,高士學林逋。
  嬴政癡求藥,荊軻不惜顱。悲風豈輕識,易水但高呼。
  溪水種茶舍,風霜啼月烏。千般墨雲滅,一片赤心誅。
  喜悅何方遣,憂愁萬事拘。泥中奔螞蟻,枝角掛蜘蛛。
  塞雁城頭渡,颱風海上趨。江州哭司馬,漠北遁單于。
  河未避彎道,人多吹濫竽。遠遊尋創意,初學只臨摹。
  寺內鐘沉寂,村邊酒可沽。石榴花已落,榕樹井相俱。
  溪草長應潔,井泉仍未汙。蟾魂光不細,明月照應粗。
  涼意秋長在,清輝夜半鋪。雲成醉翁態,星作走螢模。
  古瓦傳言笑,幽篁忽點爐。雨疑成霹靂,苔或似珊瑚。
  知了鳴蒼幹,蝸牛駐樹膚。炎黃今至此,蠻觸尚爭乎?
  夢境宇宙狀,地球星斗軀。億年圍日繞,萬古倩誰驅。
  狼叫荒原望,鷹飛大地瞿。卻疑存宇宙,不信有神巫。
  台送江河盡,樓觀川澤紆。杜康偏使醉,明月最無辜。
  逢問唯一笑,去鄉懷五銖。登舟去滄浪,流落到灘塗。
  溪畔閑嬉水,草叢橫吹蘆。稻苗秋後熟,泥土雨來酥。
  野火風間著,平蕪原上氍。夜思窗外去,晨露草尖濡。
  歡喜一時獲,憂愁幾度俞。勤時展詩卷,悲極蓄羊胡。
  兩岸猿啼徹,孤帆誰與扶。空懷鴻鵠志,苦作稻粱謨。
  桃渡思折柳,武夷輕泛桴。林中多悵惘,山裡久踟躕。
  一日食無味,漫山花有荼。謀生無大業,處世蓄青蚨。
  伯樂何曾遇,烏孫惜尚駑。哀哉念先祖,子夜泣聲嗚。


     詩 二首             浙江省 夏 凱

      五言排律・送友之台州

  停雲唸遠山,引君水中央。氣清開天碧,風翳決壁蒼。
  攜酒上幽岑,把臂倍平常。鷺飛曠野間,竹蔭古道旁。
  拂衣憐素月,傳書遺夢鄉。相勗待三眠,歸心脫渺茫。
  東坡梅尤老,北海日不徉。一別當笑意,明朝禮大方。

      七言古詩・輓陳曉旭

  陳酒千杯花魂送,落花無言深碧苔。曉來窗冷青燈滅,萬山幽寂魂歸來。
  旭收朝露滴白月,風飄柳絮還無淚。行跡瀟湘斑竹病,默嗟東風芙蓉累。
  好憶小詩成黛玉,難遊五湖笑清愁。紅塵醉柳天涯路,滄海知春爾獨求。
  樓外顰眉西子蹙,庭中訴怨阿嬌妒。夢索冤家自瀋醉,香銷淨骨餘痛哭。
  最掩風流何處去?情難種,不消問。癡人初睡花未醒,山僧掃地葉飄零。
  心底歌聲水輕吟,絳珠滑落頑石靈。女子煙雲林中帶,妙語秋窗書太真。
  兒郎堪破搖紅燭,與君相思草木深。詩魂聽雨抱香蕊,霧冷紗影渡黃昏。
  軒朗清空冥鶴唳,廓落明浦寒鴉泣。慕思西廂桃花徑,山河相續百花洲。
  題筆伊人難入寐,卻聞三更豈淹留?

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     詞 七首             陝西省 劉澤宇

      生查子・漢中車上作

  遠壑起煙嵐,近麓青如黛。媚我是山光,心墜山光外。
  漢上有人招,顧我詩魂在。一旦跨飚輪,滿眼人驚怪。

      踏莎行

  比友情多,比私情少,個中消息誰知道?萬韆關愛化心泉,涓涓潤透紅心草。
  軟語溫馨,無聲淺笑,精神知己君真好。懷人天氣恰新涼,恍然掠過青春鳥。

      臨江仙・車中默吟

  一自羊城別去,前方歸路茫茫。郴州過了又衡陽。山峰青似戟,處處割愁腸。
  劍氣簫心難覓,拋人歲月堂堂。宜人風景掠車窗。同行多俗客,誰復識劉郎?

      鳳棲梧・病中自遣

  瘦骨崚嶒中夜起,花影扶疏,不識人憔悴。夢裡牽縈多少事,而今渾怕都飄碎。
  病體誰扶扶不起,架上圖書,環立相寬慰:朗月清風天似水,待君病愈重相對。

      水調歌頭・三十六歲生辰感作

  十日九風雨,今日竟晴和。不知生我之日,天氣又如何?轉憶童年影事,慈母墳前放牧,坐久夕陽多。老父孝方滿,隔歲祭阿婆。
  長嘯罷,忽下淚,望星河。青春早已過半,當奮魯陽戈。只愧詩書滿腹,不飽妻兒餐飯,究竟為什麼?未到黃河畔,一任路蹉跎。

      貂裘換酒・七月七日,氈房主人枉過

  真見先生矣!幾多迴,只成空夢,只成空喜。慚愧吾廬何所有?一碗清茶而已。瀝肝膽、何其快慰!物欲橫流爭管得,算高情依舊包天地。忘溽暑,兩相對。
  與君共有青雲誌。卻頻年,風塵奔走,心常惴惴。似此浮生誰共我?笑問平生知已。揮手處,依然萍跡。約取騷壇真師友,要吾曹鼓蕩風雲氣。新世紀,共開闢!

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      念奴嬌併序

  春季自考,車中偶識一女孩,年若20許,容姿嬌美,清婉可人,吐屬亦自不俗,且嗓音甜美有質感,予驚為藐姑射之仙姬,彼亦將赴春闈者也。遂結伴同行。至某小學考點,邀予並坐操場邊桐花樹下,神聊久之。女孩頗善解人意,待予極體貼,種種溫馨,似昔年之舊識也。然萍水相逢,彼此未通名姓,臨岐回首,遽如雲煙之消散,僅留此一段塵緣耳。

  風姿清婉,正容顏嬌嫩,嗓音甜美。幾樹桐花香徹骨,能把靈魂淘洗。操場邊緣,併肩久坐,淺笑心堪醉。更無拘束,已成無猜知己。
  轉眼飄逝如雲,芳馨猶在,俏影渾無跡。一晌乍疑都是夢,軟語分明還記。萍水相逢,去留難定,不必通名字。只應難忘,旅途羅曼情事。



     連作漢俳二十四首        湖南省長沙 段樂三

      雄起,雄安!

  星星朝那看/可知此地不尋常/日夜閃金光

  天天難一樣/年年百姓一同忙/得月擁朝陽

      小鎮之秋

  鎮小樹風光/紅的紅來黃的黃/彼此趕秋忙

  飛禽早蓋房/走獸逍遙山水旁/詩友在尋芳

      題參天杉樹

  樹高天更高/人生落地入塵囂/無處耍驕傲

  可知人很小/最是山河壽命高/虛心慢慢瞧

      野泳

  江灘群下水/微風撫浪浪相隨/爭鋒緊緊追

  這邊哥與妹/稀里糊塗不守規/戲水學魚飛

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      詠“紅桃K”

  移植一株花/朵朵紅桃代飲茶/珍品缺人誇

  天然玫瑰茄/雨露陽光分百椏/密密玫瑰茄

      贈加拿大張馨元女士

  重慶你那家/火鳳凰飛加拿大/天空生彩霞

  楓葉染紅你/歡欣中華妙文化/多元綻奇葩

      勿忘我

  你對春風說/今生不走斷橋過/綠楊還記著

  曾與夏陽說/親親你我甜甜活/天天迎快樂

  還嚮鞦楓說/林澤夕陽陪你我/閑步誦心歌

  鼕寒誰失約/人間天上分開過/是你先忘我

      尋思福壽山

  遙看那座山/霧轉薄雲峰口間/山外百層山

  葱葱衆秀巒/壽藤千載守山梁/蒼翠氣昂昂

  成群瀑布歡/萬載懸空百米長/流暖汨羅江

  恢宏峭壁巔/斛桶石峰刺破天/雄偉數億年

  神奇隱道觀/旺盛香爐祈命長/還想做神仙

  凡人常美餐/暗尋機會樂貪婪/財難保命長

  杜甫此山眠/詩魂纔算保清香/地久又天長

  石偉古藤芳/陽光雨露僅微嘗/留人當榜樣

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     漢語俳句(一行詩)について

 紫陌青猫(徐一平)さんが十二字に作る漢語俳句(一行詩)を考案した。(『梨雲』本号22ページ)。たとえば
  虬枝殘雪疊紅靄暗香報春來 (梅)
  枝は虬(みづち)で残雪あり紅き靄に重なりて暗香春を告げ来たる(梅)

 漢語俳句(一行詩)は、次の点でとても興味深い。
1 日本の俳句にならい一句一行の漢語俳句を志向している。
2 全十二字だが上七字と下五字の間に軽い切れがある。
 その七字と五字は漢詩の句読を踏まえ、七字は二二三、五字は二三に詠まれている。上七末と下五末で押韻することも可能。そういう句もあるが、押韻しないことで作品が二句になることを避けている。
3 和文への読み下しでは下五字を七五あるいは五七に調えることができる。
 下五字を七五に調えた場合、五七五の日本語の俳句との比較では、上五を大幅な字余りに詠んだ俳句のようになる。下五字を五七に読み下した場合でも五五七の俳句の上五を字余りに詠んだ句のようでやはり俳句の響きになる。
 上七字の長めの響きのもとでは末尾が七五でも五七でも大差がない。
4 詠物や畳字など漢詩の詩法が句作りに生かされている。この点が特に斬新。

 俳句は日本では一行の句として詠まれるが、国際的には三行に詠むのが主流。漢俳は、五七五の三句を一行に表記することもできるが、紙幅に余裕があれば、三行に表記する。そこで日本の多くの俳人は、欧米のHaikuや漢俳も、三行詩であって俳句ではない、という言い方をする。
 欧米語や漢語の一音あたりの意味の量は、日本語に較べ遥かに多い。このため、欧米語の五七五のHaikuを日本語に翻訳すると短歌ほどの長さになり、漢俳はそれをはるかに上回って長くなる。五七五に詠む限り、Haikuも漢俳も、日本の俳人の多くが俳句として期待する詩境には到底たどり着けない。

 そこで欧米では、五七五を捨ててもっと短くコンパクトな句作りをする俳人が少なくない。五七五はもはや世界の俳句のスタンダードではない。
 中国にも同様の動きがあり、一行に詠む漢語俳句の試みも時折り見受ける。台湾には曄歌と同じ十字の漢語一行俳句を詠む俳人がおり、葛飾吟社の詩友夏凱さんも自由律の漢語一行俳句を詠んでいる。漢俳は漢詩の伝統と融合し、五大陸にまたがる一個の詩体としてすでに定着している。それはそれでよい。しかし、俳句へのアプローチがそれで已むものではなく、漢語一行俳句が試みられている。青猫さんの試みもそのひとつであるのだが、青猫さんの場合は、漢詩の詩法を踏まえつつ俳句を目指すものと言え、漢詩を知る詩人の強みが、句作りに生かされていると思える。(編集子 石倉記)

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by kanshiriun | 2017-06-10 09:51 | 2017年6月号
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